巷では、映画「レ・ミゼラブル」の評価が高いようだが、このインフォグラフィクスも注目をあびるだろうか?プロジェクト"Novel View"による、小説「レ・ミゼラブル」を可視化したインフォグラフィクスだ。
例えば上のチャートは、登場人物が小説のどこにどれくらい登場するかを可視化したもの。左側に登場人物がその登場順に上から下に並んでいる。右側はの目盛は「レ・ミゼラブル」全巻40冊、365章の場所を表している。このチャートで、誰がどこにどれくらい登場しているのかが一目でわかる。高解像度の図はこちら。
下の図は、主要な登場人物の特徴を動詞で見ようと言うもの。色分けされたブロックが各登場人物で、その下にその登場人物とともに使われている動詞が並んでいる。各動詞は、他の登場人物で使われている割合もわかるようになっているので、比較的共通に使われている動詞なのか、その人物に固有の動詞かもわかる。こちらも高解像度版がある。
文学作品をデータで見るというアプローチは「趣がない」と批判する人もいるだろうが、文学であれ、芸術であれ、ものごとを深く理解するために分析をするのは自然なことだし、より客観的な評価をすることは悪いことではないだろう。