サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

サイエンスのこと・テクノロジーのこと・ビジュアリゼーションのこと

スマホで操作できるプロ野球応援ロボット:Hanwha Fanbot

http://qz.com/240390/if-you-cant-cheer-for-your-baseball-team-in-south-korea-a-robot-will-do-it-for-you/

韓国のプロ野球チーム、韓華(ハンファ)イーグルスは、長い低迷に苦しんでいる。1999年の初優勝以来、15年間優勝から遠ざかり、負けるとわかっても応援する忍耐強いファンたちは、「石仏」と呼ばれているほどだ。

 

そんな状況をなんとかしようと投入された助っ人は、新しい選手でも監督でもない。(おそらく)世界初のプロ野球応援ロボット「ハンファ・ファンボット」だ。

 

客席の一角を陣取ったロボット応援団は電光掲示板を持ち、ファンがスマホやウェブサイトを通じて入力した応援メッセージを表示する、というしくみだ。また、ファンボットの顔面に埋め込まれたディスプレイに、自分の顔写真を表示することもできる。

f:id:yasuda0404:20140725173025p:plain

f:id:yasuda0404:20140725172701p:plain

下の動画では、ファンボットが応援リーダーとなって、観客が声をあわせて叫んだり、ウェーブを作ったりしている様子がわかる。まさに「応援団」として活躍している。

 

自分の分身が、離れた場所で、自分の代わりとなってリアルなできごとに参加する。「テレイグジスタンス」技術による、新しいスポーツ観戦方法の誕生だ。

 

copyright(c) 2008-, Atsuhiko Yasuda All Rights Reserved.