ポーランドのストリートアート
世界の文化遺産やアート作品を、オンラインでアーカイブする、Google Cultural Institute. すでに数多くの作品がコレクションされている。
その中でも、権威の視点ではなく市民の目線が感じられるコレクションが、Google Street Art Project。僕の勝手な印象だが、もっとも「Googleらしい」コレクションの一つだと思う。
ストリート・アートの魅力は、作品単体のユニークさ、迫力もさることながら、作品が日常の風景に溶け込んでいることだろう。それぞれの作品の「キャンバス」は壁や道路、店のファサード、地下通路などさまざまだが、いずれもそこにしかないオンリーワンの素材であり、アーティストの作品と一体化してより大きなメタ作品を創りあげる。そういう視点で見れば、これほど人々の暮らしと一体化したアートはないのかもしれない。
それにしても、普通ならそう簡単には見られないストリート・アートを、マウスのクリックだけで世界の隅から隅まであっという間に鑑賞できる。インターネットというメタ・キャンバスは、アートの世界をも急速に変えていこうとしている。
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