音楽を可視化する「オーディオ・ビジュアライザー」は世の中にあまたあれど、こいつはかなり迫力がある。デンマークの物理学者グループが作った「パイロ・ボード(Pyro-Board)」だ。
次のビデオを見れば、パイロ・ボードがどのように「音楽をビジュアライズ」するのかがわかる。「こたつ大」の鉄板の上で、音楽に合わせて炎がパターンを描いていく様子を見ることができる。
パイロ・ボードは、気柱振動を炎で可視化する器具「ルーベンスチューブ」を応用したものだ。孔を多数あけたチューブにガスを通しスピーカーで音の振動を加える。チューブ内には音の周波数に応じて圧力の粗密(「節」と「腹」)が生じ、それによって各孔から出るガスの量が変わり、炎がパターンを描くのだ。
「パイロ・ボード」を開発した物理学者チームは、今後、デンマークでデモンストレーションを行なう計画だ。