2011年度から続いてきた、科学技術振興機構(JST)のサイエンス・ニュースが、昨年度で終了となった。サイエンス・ニュースは科学技術振興機構(JST)が企画・運営する、ネット配信の科学ニュースで、科学技術の最先端の動向や、科学技術と社会の関わりにある話題を、5分間の動画として配信しているもの。
制作会社としてプロジェクトの最初から関わらせてもらい、公正な企画入札なので(!)毎回受注できたわけではないのだが、数えてみると、今まで70本以上のサイエンス・ニュースを制作してきた。
制作したニュースを今あらためて見ると、「こんな取材をすればよかった」とか「こんな表現にすればよかった」とか「もっとわかりやすくできたのに」とか、未熟・稚拙な部分ばかり気になってしまう。一方で、5分間という制約条件の下で、科学技術と社会の交差点にあるトピックスを、ある程度先取りして紹介できたのではないかな、と思う。
なにより、JSTの取材ということで、普段は会えない研究者にたくさんお会いでき、直接話しを聞けたことが一番の財産。
実のところ、ある期間、毎月数本の企画・取材・編集をこなさねばならないサイエンス・ニュースは、うちのような零細会社にとっては、かなり荷が重いプロジェクトだった。(サイエンス・ニュースをやっている期間は、他の仕事があまりできない!)
逆に言うと、そんなことも知りながら、あえて小さな会社にも制作させてくれたJSTと、細かくアドバイスいただいたサイエンスニュースの編集長・スタッフに感謝しています。
サイエンス・ニュースのようなプロジェクトが、いつかまた復活することを。
※制作したサイエンス・ニュースの中から、まったく個人的にベスト5を選んでみた。どうだろうか?
番外: