昨年は、VR(バーチャルリアリティ)に「はまった」一年だった。
コンピュータ・グラフィクスとヴィジュアル・プログラミング、そして立体映像に携わる中で、VRへの到達は必然の流れだったのかもしれないが、昨今感じるVRの可能性は、人類の情報伝達に関する不連続なパラダイムの変革を予感させるほど巨大なインパクトを感じる。自分にとっては、おそらく10年に一度の「ビッグ・ウェーブ」だし、すべての人類にとってもそうなると確信している。
そう思っているのは僕だけじゃないよ、ということを客観的に示すために、10 predictions and opportunities for virtual and augmented reality in 2017 | VentureBeat | AR/VR | by Jacob Mullinsという記事から、2017年のVR/ARについての10の予測を引用しておく(正確には、6つの予測と、4つの願望、だが。)
6つの予測
#1: アップルが、iPhone8でARゲームに参入
#2: スナップチャットが、'Spectacles'をベースにした拡張現実プラットフォーム開発のロードマップを公表
#3: HTC Vive 、「スタンドアロン版」VRヘッドセットを発表
#4: フェイスブック、VR事業を拡大。Oculusブランドは縮小。
#5: VRヘッドセットは、「ケーブルレス」、ワイヤレス化が進む。
#6: WebVRが、フルスケールVRとモバイルVRとの橋渡し役を担う。
4つの願望
#1: より「創造」のためのツールになる
#2: より自然なソーシャル・インタラクションが実現
#3: 「マジックウィンドウ(VR/ARの中の仮想ウィンドウ)」の普及
#4: 新しいマネタイゼーションの方法がうまれる
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それぞれの予測、願望の詳細は元記事を見ていただきたい。僕は理にかなった意見だと思う。言い換えれば、(VRの普及に大きな期待を抱いている僕にとって)どちらかというと「想定内の」「保守的な」意見だと感じるほどだ。
バーチャルリアリティは、リアリティになる。それが、2017年のVRについての、僕の予測だ。