2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
人類が宇宙空間に進出して、50年。未開の地が徐々に把握され、新しい知見が得られた一方、当初は予想していなかった課題も出てきている。そのひとつが地球の軌道上に多数存在する、「宇宙ゴミ(スペースデブリ)」の問題だ。宇宙ゴミとは、地球周りの軌道…
ハッカー集団アノニマスが毎週金曜日にサイバー攻撃をしかける、と言う宣言を出し、大企業や官公庁は戦々恐々としている。昨年の警視庁やソニーへの攻撃だけでなく、表に出ていないものも多数あると考えられ、サイバー攻撃はもはや珍しいものではない。イン…
世の中の情報化が急速に進み、僕たちはまるで「データの洪水」の中にいるかのようだ。無限にやってくるデータの中から、自分の目的にとって有用なデータをふるいにかけて、情報として利用するしくみを誰もが求めている。可視化もそのひとつであるが、それ以…
<その1から続く> 手の2つの機能---触ることと操作すること---を使うことが、人間とコンピュータのインタフェースの本質である、と主張するBret Victor氏は、現在もっとも先進的で広く受け入れられているiPadをとりあげて、次のように評価する。 (iPadを…
"Productivity Future Vision"は、人間とコンピュータとのインタラクションの近未来を描いた、マイクロソフト社のコンセプト・ムービーだ。この映像は、おそらくマイノリティ・レポートのように、ヒューマン=コンピュータ・インタラクションに携わる人々に…
スポーツでもインフォグラフィクスが役に立つ、と言う事例。 ニューヨーク・タイムズの記事が、地元ニューヨーク・ニックスのポイント・ガード、ジェレミー・リンのプレーをアニメーションを使って解説している。ドリブル・ペネトレーション、ボール・スクリ…
「このトマトを、回転しているファンをすり抜けて取ることができそうに見えます。でも、実際にはできないと言うことを、お見せします。」 そんなナレーションで始まるこの1分ほどの動画、およそ200万回再生された人気動画だ。確かに面白いのだが、それだけ…
"Tangible"とは「触れて知覚できる」こと。現在研究開発されているインタフェースの多くが、この"Tangible"と言う概念を取り入れている。この傾向を裏返せば、今の世の中があまりに「非Tangible」になりすぎた、と言うことだろう。 例えば、財布。昔は、財布…
宇宙空間に出た多くの宇宙飛行士に、精神的な変化が訪れる---立花隆が「宇宙からの帰還」で述べたこの発見は、宇宙飛行士以外の人類にはただ想像することしかできない。しかし、この映像を見た後は、その記述を疑う人はいないのではないだろうか。 2011年8月…
殺人はもっとも明白な犯罪であり、その事実は忠実に記録され、疑いようがない−−−。僕も含め、多くの人はそう考えるだろうが、世界的に見ればそうでもないようだ。ウォール・ストリート・ジャーナルの記事によると、最近、メキシコの権利擁護団体が発表した犯…
経済開発協力機構、いわゆるOECDは、言わずとしれた国際経済全般を議論する国際機関だ。その目的を遂行するために、OCEDのデータベースには世界各国の膨大なデータが蓄積されている。問題は、データがありすぎて概観や比較が難しいことだろう。どこからどう…
誰もが引っ越しをする。どこからどこへ動くのかは、各人の目的や環境によって異なる。もし、人の動きを可視化したら、そこから何かが見えてくるだろうか。ノルウェーのクリエイター、Even Westvangによる"Dulge"は、そんな着想から作られた映像だ。"Dulge"は…
ソーシャルメディアが終わりを迎えたとき、次には何が現れるのか−−−そんな問いかけから始まるプロジェクト、Motorola SOCIAL 0.0 LAB。「今、あなたの思う豊かさ」について、日本のカルチャーを牽引するキーパーソンが思いを語る映像に、引きこまれた。 ショ…
30年間にわたるスペースシャトルの宇宙探索の歴史に、昨年、幕が下ろされた。高い運用コストや安全性の課題もあったが、「再使用できるロケット」と言う今でもチャレンジングな技術を実現した世界的プロジェクトは、現代科学技術の最高峰のひとつであること…
最近話題の植物工場。農業の新しい姿として期待されるだけでなく、都会に住む市民の家庭菜園の代わりとして、「自然に触れる」場所としても注目され始めている。植物工場で癒される---少し前には想像もできなかったことだ。そして、未来の植物工場は僕たちの…
最近、見かけることが多くなった、プロジェクション・マッピング。街中の建築物に投影される幻想的な映像は、普段見慣れた景色を異次元世界に変えてくれる。しかも、プロジェクション・マッピングの活躍の場所は、エンターテイメントだけではない。 神戸大学…