2008-01-01から1年間の記事一覧
ProcessingやActionScriptと言ったビジュアルに強いスクリプトが存在感を強めています。 今まで手作り感の強かった映像制作が、プログラミングと言う強力な武器を得て、新しい展開が始まったといえるでしょう。その昔、まだパソコンと言う言葉もなかったころ…
先日亡くなった、NHKの元ディレクター吉田直哉さんの特集番組が放送されました。吉田さんはテレビドキュメンタリー番組の草分け的存在でした。私も子供のころに見た、「未来への遺産」や「21世紀は警告する」等の番組には大きな影響を受けています。(当時…
"Atlas in Silico"と言うインタラクティブな映像作品があります。"Atlas in Silico"とは直訳すると「コンピュータの中の地図帳」と言う意味ですが、実はこの作品、微生物の遺伝情報情報を可視化したものです。 "Glabal Ocean Survey"と言う研究プロジェクト…
最近、プログラムを使いながら、有機的な雰囲気を持つアート作品が多くなってきました。この先駆者の一人が、Jared Tarbell氏がいます。Tarbell氏のサイトを一目見るだけで、その高いセンスに圧倒されます。プログラムを使って人間よりも有機的な映像を作り…
BenFry氏のサイトにProcessingを使ったユニークな作品が紹介されています。Radioheadsのミュージックビデオ、"House of Cards"です。 このビデオの大部分は、人間を3Dスキャナーでスキャンしたデータから再構成された映像なのです。スキャンしたデータはす…
日本でもiPhoneが発売され、AppStoreのアプリも大人気のようです。 その中で未来を感じたアプリをひとつ。"Mobile MIM"です。MIMとはMulti-Modality Imageのことで、CTやMRIなどの医療画像診断技術をさします。このアプリは、医者や患者がiPhoneやiTouch上で…
MITのSenceableCity Lab(日本語に訳すと、「体感型都市研究所」でしょうか?)は、センサと携帯端末機器を使って、都市の今を体感することを試みている研究室です。Senseable City Labの数々のユニークなプロジェクトの中で僕の興味を引いたのが、"Real Tim…
一枚のポートレートが、モーフィングによって次々と異なる女優の顔に変化していく。そんな、少し不思議なビデオが、Phillip Scott Johnson氏の"Women In Film"です。 モーフィング技術自体は目新しいものではないかもしれませんが、ヨーヨーマの無伴奏チェロ…
今日は少し宣伝を。 この度、パートナーの翻訳家、田渕健太さんが翻訳した本が出版されました。タイトルは「ビリオネア白書〜超富豪たちはどう稼ぎ、どう使っているのか(原題:All the Money in the World)」。アメリカの資産家ランキング上位400人の出…
久しぶりの日記です。 これは少し古い話題になのですがが、次の、Flash10(Astro)では、FlashからC/C++の資産が使えるようになるようです。2007年10月、シカゴで開かれた"MAX/Sneak Peak"のキーノート・スピーチのビデオをごらんください。FlashとC/C++がつな…
先日、某大学の講義の撮影収録に行きました。その授業では、ダニエル・ピンクなる人物のYouTubeのビデオを見て、社会の変化について議論するものでした。(ちなみに全て英語) ダニエル・ピンク氏については初めて知ったのですが、後でビデオや文章を見ると…
先日、パートナーのプログラマーOさんとスカイプ会議をやっている時に、"code_swarm"と言うデータ視覚化映像を教えてもらいました。code_swarmとは、いくつかのオープンソースソフトウェア〜Ecllipse、Python、PostgreSQLなどのソースコードや関連ドキュメ…
ActionScript3とPapervision3Dを使って、3Dのポートフォリオ「らしきもの」を作ってみました。 AS2に比べてAS3の能力は格段に進化しています。別の言語と言ってもよいほどです。プログラミングにより厳密性が必要になったので面倒になったとは言えますが、…
今日は7月4日。米国の独立記念日…でもありますが、弊社XOOMS(ズームス)の創立記念日です。やっと「2歳」になりました。 まだまだ会社として自律したとは言えませんが、振り返ってみると試行錯誤の2年間にいろいろな人と知り合えました。それが一番の成…
フジテレビ「たけしのコマ大学数学科」のDVDを見ました。 この番組、関東でしか放送されていないので、関西在住の私は存在を知らなかったのですが、少し前に、日本数学会が同学会出版賞をマス北野ら3組に贈るとの発表が新聞に載っていて、「コマ大って何?」…
携帯のハイビジョン化が進んでいます。 720Pのプロセサはすでに登場、2008年中には1080pに対応するとか。 地デジの「フルセグ」携帯も登場間近で、インターフェースはHDMI規格の携帯用小型コネクタの開発が進められています。 さらに、携帯に内蔵される小型…
DNAにデータを保存する…そんなことが現実に可能になっています。慶応大学発の学生ベンチャー、スパイバー社ではバクテリアのDNAに識別用のコードを書き込む技術を開発・実用化、ビジネスを開始したとのこと。 バクテリアは発酵や廃棄物処理など工業にとって…
今、「映像とWEBの融合」が放送・通信業界のみならず、社会全体の大きな関心事になっていますが、その動きを加速しそうな面白いアプリケーションを知りました。TBSと加賀電子が開発した、「FL-α(エフエル-アルファ)」です。 FL-αは、Adobe Flashで作成した…
僕はスナック菓子、暴君ハバネロが好物なのですが、暴君ハバネロの好敵手に大魔王ジョロギアと言うのがいます。そもそもハバネロとジョロギアはどちらが辛いか、と言うことが気になり(暇と言えば暇…)、辛さについて調べてみました。 どうも人間が感じる「…
まじめな研究なのに結構楽しめる…そんな、「おもしろまじめ」研究の最近のヒット作が、東京大学大学院情報理工学系研究科・嵯峨山研究室の自動作曲システムORPHEUS(オルフェウス)です。嵯峨山研究室は音楽情報を数理的に扱うアプローチで、ユニークな音楽…
Processingの生みの親でありデータ視覚化のトップランナーである、Ben Fry氏のサイトから興味深い視覚化例をひとつ。 添付の画像は、人間とチンパンジーのFOXP2遺伝子を比較したもので、人間とチンパンジーで異なる場所が赤丸で示されています。約7万5000個…
今、各大学にとって、予算と学生をいかに獲得するかが、まさに死活問題になっています。 その解決法のひとつとして、映像を利用する大学も増えています。大学の雰囲気やキャンパスライフを伝えるのも良いでしょう。でも、本来大学は学問を学び、研究を行う場…
ディズニーの人気キャラクター、バズ・ライトイヤーがついに宇宙へ!映画の話なら驚きませんが、これがあのNASAのWEBサイトで公開されていると聞くと、少し驚きませんか?宇宙飛行士がバズ・ライトイヤーの人形を持っていたのでしょうね。しかし、それをビデ…
この夏、CrestMuseプロジェクトのシンポジウムが開催されます。 CrestMuseとは、戦略的創造研究推進事業CRESTの中の、「デジタルメディア作品の制作を支援する基礎技術」と言う研究領域の通称です。"Muse"と言う言葉が示すとおり、音楽デザインを支援する技…
先日の産学官連携会議で、大阪電通大の開発したkikimimiと言うゲームを体験しました。 kikimimiとは、「音で遊ぶカードゲーム機」。宝石のような「コマ」のひとつひとつにRFタグが埋め込まれていて、専用の読み取り機にかざすとその内容が読み上げられます。…
本日もデータ視覚化の話です。 独立行政法人・放射線医学総合研究所でJISCARDと言う研究プロジェクトが行われています。 JISCARDとは、宇宙線〜太陽や他の銀河から地球に降り注いでいる放射線〜による被ばく線量を計算表示するシステムです。JISCARDプロジェ…
データの視覚化の興味深い事例です。カスケード・オン・ホイールズ(Cascade on Wheels)と言うこの作品は、マドリード市街の道路を走る車の交通量を2種類の方法で視覚化したもの。 平面上に表現された「Traffic Mixer」は、音を使って視覚と音声でデータを…
"Internet Achive"で、ハイパーカードのビデオを見つけました。20年以上前に作られたこのビデオには、ハイパーカードの生みの親、ビル・アトキンソンが出演しています。感無量です。ハイパーカードとは、GUIを使ったアプリケーションを簡単に作ることがで…
"Peace Keeping Design (PKD)"と言う活動があります。平和維持軍ならぬ、平和維持デザイン、となるでしょうか。インダストリアル・デザイナーであり、大阪大学大学院コミュニケーション・デザインセンター教授の川崎和男さんが提唱・実践されているプロジェ…
本日の朝日新聞朝刊に「広がるAI」と言う記事が載っています。 AIとは"Autopsy Imaging"、解剖イメージングのことで、CT画像などで体内の出血や骨折などを調べ、死因を探るものです。海堂尊氏の小説「チームバチスタの栄光」で一挙に有名になりました。 …