2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧
グラフを作成するアプリやサービスは色々と出ています。それぞれ特長がありますが、表現力の面で優れたアプリのひとつがXML/SWF Chartsです。 XML/SWF Chartsは名前の通り、XMLとSWFの組みわせで様々なグラフを作成します。 グラフの種類も、棒グラフやパイ…
日経エレクトロニクス2010年8月23日号にMITメディアラボの石井裕氏へのスペシャルインタビューが掲載されています。 そこで、石井氏はインタフェースには2つの方向性があると述べています。 そのひとつは、センシング技術をキーにハード、ソフトを組み合わ…
交通データは、Harry Beckによるロンドン地下鉄路線図以来、インフォグラフィックが得意とする対象のひとつです。 今回ご紹介するのは、サンフランシスコの街を移動するバスの軌跡をアニメーション化したインフォグラフィック。2010年6月1ヶ月のデータが、…
先日久しぶりに携帯ショップへ行ったのですが、そこでちょっとユニークな冊子を見つけました。AUの「VOICE」と言う冊子です。 冊子の各ページは、嵐の各メンバーとアンケート結果を表す「オブジェ」を組み合わせた写真で構成されています。例えば、「高画質…
ITIFが発表したブロードバンド・ランキングによると、我が日本は世界第一位です。ITIFの評価は、インターネットの平均速度と1Mbpsあたりの通信コスト。日本はそれぞれ、61mbpsと0.27ドルで「2冠」に輝いています。 PC、携帯、スマートフォン等、毎日当たり…
今回の話は芸術系やデザイン系の人には当たり前かもしれないのですが、僕にとっては「目からウロコ」の発見です。 色の三原色はなんでしょうか? CMY(シアン、マゼンダ、イエロー)とRGB(レッド、グリーン、ブルー)の2つの答がありますね。CMYは絵の具の…
今やっている仕事〜コンテンツ制作やビジュアリゼーション〜に似ている仕事ってなんなのだろうか、と考えていたところ、昔聞いた言葉を思い出しました。僕が工学部の学生だったのはもう20年以上前になりますが、その頃聞いた言葉です。「工学部の中でひと…
「ジャンケンの勝ち方」についてのインフォグラフィックなんてのがあるんですね。 作成者は「世界ジャンケン協会(World Rock-Paper-Scissors Society)」と言うから、また驚き。最初、冗談かと思っていたのですが、世界ジャンケン協会のHPなるものを見ると、…
日経エレクトロニクス8月9日号が「どこでもディスプレイ」と言う特集を組んでいます。 文字通りどこでもディスプレイがある社会が到来することを予想し、そのけん引役はプロジェクター、特に短焦点プロジェクターと超小型(ピコ)プロジェクター、だとの見…
日本では先月参院選挙が行われましたが、英国でも今年5月に総選挙が行われています。これに関連して英国の新聞Guardianが、秀悦なインフォグラフィクスを公開しています。2005年の選挙データをベースに、労働党、保守党、自民党の勢力分布が人目でわかるイ…
今年3月、瀬戸内海に浮かぶ直島で「サービス・ビジネスと科学と新技術」と題したワークショップが開かれました。研究、ビジネス、マスコミなど各界から30人を越える有識者が参加し、従来の考え方にとらわれない自由な雰囲気で議論が行われたそうです。そ…
昨年度、科学技術振興機構(JST)の試験事業として製作・配信を行ったサイエンス・ニュース・ネットワーク(SNN)は、科学を広く伝えるという意義の他に、マスメディアでも個人メディアでもない、それらの中間に位置する新しい「ミドル・メディア」を開拓する活…
今、日本中に元気がないように感じます。 テレビや新聞では、政治も経済も教育も、毎日暗くて深刻な話題ばかりが報じられています。日本中の様々な分野で同時に問題がおきているとすれば、何か共通の根本の原因があるのではないか、と考えるのは自然です。 …
インフォグラフィクスはどんなことへ応用できるのか? そういう質問を受けることが多くなってきました。そこで最近は日頃注意して具体的な事例を探しています。今回見つけたのは、ボストンの新聞Boston Globeの事例です。 例えば上の図は、ビクター・ロザリ…
このブログで、いつかこの人の事を書きたいと思っていたのが、デザイナー、Nigel Holmes氏です。Holmes氏は現在、Explanation Graphics(説明グラフィック?)と言う会社の主宰です。社名からわかるように、物事を説明することを目的とした、図、イラストや…
スペインのCGアニメーション会社ETEREAが、Nature by Numbersと言う映像を公開しています。Nature by Numbersでは、オウム貝やひまわりの種の並びと言う自然と、フィボナッチ数列と黄金比と言う数学の関係を、美しいCG映像で魅力的に見せてくれます。 自然の…
世界的大企業GE社のサイトで、ちょっと気になるインフォグラフィクスが公開されています。タイトルはOur Aging World(高齢化する我が世界)。作成したのはProcessingの生みの親、Ben Fry氏が代表をつとめるインフォグラフィクスの会社Fathomです。Our Aging …
IBMにビジュアル・コミュニケーション・ラボなる、視覚コミュニケーションを研究する部署があります。ここでは、情報可視化、コンピュータによる共同作業、人−コンピュータのインタラクション等の素養を持った人材を集め、人々が情報をより洗練された形で把…
Understanding Graphicsに興味深い解説がありました。 視覚表現では対象や特性を区別して表すことが必須です。このための要素を、フランスの統計地図制作者Jacques Bertinは「網膜の変数(Retinal Variables)」と呼んでいます。 具体的には、形・大きさ・色…
上図は「世界を変えた地図」と呼ばれています。作成されたのは1815年、英国の地理学者、William 'Strata' Smith(1769-1839)によるものです。Smithは初めて英国全体の地図を作った人として歴史に名をとどめています。手描きの地図には、イングランド、ウェー…
引き続きUnderstanding Graphicsの記事から抜粋です。 神話3:物事の説明にはリアルが最良視覚的に説明する際、リアルな表現が最良の方法と思うかもしれません。しかし、調査によるとリアルさを減らす方が効果的な場合は多々あることがわかっています。特に…
Understanding Graphicsに面白い記事が載っていました。題して、「視覚コミュニケーションにおける5つの神話」。 - 視覚コミュニケーションは、なかなかやっかいな仕事である。脳のプロセスが未解明で複雑であることに加え、(視覚が)部分的にしか伝わらな…
"TRON(トロン)"と言えば坂村健一氏が開発した日本製OSがまず思い浮かぶと思います。が、僕らの年代にとっての"TRON"はウォルト・ディズニーが1982年に公開したSF映画、なのです。 "TRON"は、全面的にCGが使われた最初の商業映画と言われています。今から見…