サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

巨大なロボットが動かすスクリーンにプロジェクション・マッピングした作品:BOX by Bot & Dolly

少し前は珍しかったプロジェクション・マッピングも、あっという間に巷に広がった。普通の人でも、ちょっとしたプロジェクション・マッピングができるようになった一方、プロフェッショナルは、もっと高度で、他人がまねできないような作品を創りはじめてい…

世界中の夢を集めたデータベースを作るアプリ:SHADOW

人間がなぜ夢をみるのか、というのは人類の大きな謎なのだそうだ。夢をみることは人間にとって、なにか意味があるはずだ。もし、人類の夢を集めたデータベースを作ることができれば、人類がまだ気がついていない、自然の大きな謎や未来へのヒントを見つける…

CDを利用した浄水器:CD Photocatalytic Reactor

モバイル機器の普及で、CDで音楽を聞くことも少なくなった。昔、レコードからCDへと移り変わった音楽は、もうSSD(半導体メモリ)とクラウドの時代に入ろうとしている。テクノロジーの進化は歓迎するが、長年集めたCDコレクションが無駄になってしまうのは悲…

ヘチマが作る持続可能な未来

最近は「ヘチマたわし」を見かけることもなくなったが、ヘチマは栽培が簡単なだけでなく、元来、高品質の材質だ。水分を含めば柔らかくなり、乾くと硬くなる。軽量で、通気性が良い。この特長は、大量生産される化学合成品にも劣らないものだ。そんなヘチマ…

IKEAが開発した、1000ドルの難民用ハウス:Ikea House for Refugees

現在、全世界には約350万人の難民がいるという。そのほとんどは日々、過酷な生活を送っている。衣服、食料、そして住居、生活に必要な最低限のものさえ、十分手に入らない環境だ。この度IKEA財団が、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と共同で開発したのは、…

がれきの下の人命を発見する装置をNASAが開発:'FINDER' by NASA

災害現場では「72時間の壁」と呼ばれる目安がある。早く救助するほど、人命を救える確率は上がるという事実を表現した言葉だ。しかし、瓦礫や土砂に覆われ、救援部隊の行動も妨げる災害現場では、人命探索は困難な作業になる。精度と効率を上げる方法や機器…

立体写真という新しいメディア:3D Photo booth by Autodesk

3D映像、3Dプリンター、3Dスキャナー…。今まで2Dで行われてきた情報の構築・伝達が、ハードとソフトの進化によって、3D化し始めている。3D化そのものは新しい発想ではない。そもそも僕たち生物は、3Dの世界に生きている(少なくともそう知覚している)…

グーグル・グラスとAR技術による自動車修理マニュアル:AR Car Repair Manual by Metaio

グーグル・グラスなどの携帯型AR(拡張現実)機器の普及が進んでいる。エンターテイメントやパーソナルな利用が目立つARだが、産業利用の本道のひとつは、作業マニュアルのAR化だ。例えばボーイング社の航空機組み立て現場等では以前から取り入れられてきた…

広がるUAV(無人飛行機)の活用:Falcon UAVの事例

災害現場での無人飛行機(UAV=Un-Manned Vehicle)の活用が、急速に広がろうとしている。垂直離着陸型では、ホビー感覚で使えるAR Droneや、GoProを搭載しGPSで自動で帰還できるDJI Phantomは、専門家以外にも大きく門戸を広げた。そして、固定翼型も、偵察…

スマートフォン用写真現像機:ENFOJER

いつの間にか、多くのものがデジタル化されている。「ペーパーレス」という言葉も死後になりつつあるくらい、PCやスマートフォンだけでテキストや画像を見ることは、ふつうのコトになりつつある。5000年続いてきた「紙の文化」は、ついに終わるのだろうか?…

クールな未来の時計:ttmm on Pebble

iPhone・Androidとブルートゥース接続する未来の腕時計、'Pebble'。もうすぐ手に入るこのデバイスは、単なるスマホの外部ディスプレイを越えた、新しい文化を生み出しそうな予感がする。その「小さな革命」を担うのが、Pebble上で動くオリジナリティあふれる…

ラッシュアワーを快適にするデザイン: 'FLY' by Dear Cai

東京の通勤・通学は、ストレスがたまる。手を離してもカバンが落ちないくらい密集した車内、線路に落ちそうになる駅のプラットフォーム。毎朝・毎夕、この過酷な体験をしている都会人は、感性が擦り切れても不思議ではない。台湾のデザイナー、Dear Caiは、…

子どもから大人まで誰でも夢中になる「AR砂場」:AR Sandbox by UC Davis

畳一枚ほどの箱に入った白い砂。砂遊びをするように、穴を掘り、山を作る。すると、その深さや高さに合わせて、リアルタイムに等高線が投影される。カリフォルニア大学デイビス校の研究者らが作った「AR砂場」が、米国の博物館(ECHO水族館とバーモント科学…

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