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網膜の変数〜視覚表現における主要素(形・大きさ・色相・明度・彩度・テクスチャー)

Understanding Graphics興味深い解説がありました。
視覚表現では対象や特性を区別して表すことが必須です。このための要素を、フランスの統計地図制作者Jacques Bertinは「網膜の変数(Retinal Variables)」と呼んでいます。
具体的には、形・大きさ・色相・明度・彩度・テクスチャーの5つが、「網膜の変数」です。そして、情報を伝える上で、それら各要素はそれぞれ異なった特性を持つと述べています。

上の表でわかるように、定量的な表現か定性的な表現かで、適切な要素が異なっています。なるほど、無意識に理解していることも、こうやってまとめると理解が明確になりますね。暗黙知として扱われがちな視覚コミュニケーションの方法自体を視覚化することも、これから重要な仕事だと思います。

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