今やiPadユーザにとって「必ず入れるべきアプリ」のひとつになっている"Flipboard"。遅ればせながら体験しました。その感想は、「このアプリは、間違いなく新しいライフスタイルを作るだろう」と言うことです。
"Flipboard"は、TwitterやFacebook等のソーシャルアプリから取り出した情報を、雑誌のようにレイアウトして表示するもの。一見、単純な仕掛けのように思えますが、実際に体験してみると、そのまったく新しい世界観に引き込まれてしまいました。
雑誌や書籍をデジタル化し、iPadやAndroid等のタブレット端末で見ることは、今までのメディアを違ったデバイスで表示するだけであって、従来の延長線上にある発想と言えます。
一方で、Flipboardは、今までコンピュータや携帯電話上で見ていたコンテンツを雑誌として表現する、と言う逆のアプローチを取っているのです。パーソナルな情報(SNS)を慣れ親しんだフレーム(雑誌)に入れることでこんなにも魅力的なメディアが産まれるとは、「コロンブスの卵」的な驚きです。
ネットワークとモバイル端末によってパーソナル化するメディア。その先にあるライフスタイルを垣間見せてくれるアプリケーションです。