今、自分のいる街はどんなムードなのだろう。街のムードを可視化できないだろうか。そう、考える人は少なからずいるだろう。しかし、ドイツのアーティスト、Julius von Bismarckらのグループのアイデアはかなり突き抜けていて、見ている方も思わず「微笑んで」しまう。
彼らが創ったのは、Fuehlometer ("Feel-o-meter"、「感情計」と言う意味らしい)なるインスタレーション。Lindau市内におかれた固定カメラで撮影した人の顔の写真から、コンピュータプログラムで感情=ムードを解析する。得られたデータはサーバーに蓄積され、可視化される。彼らが「ディスプレイ」として創ったのは、なんと、灯台の上に設置された巨大な「スマイリー(「ニコニコマーク」)」。彼らのブログにある映像を見ると、巨大なスマイリーの顔が、しかめっつらになったり、笑顔になったり。見ているこちらも楽しくなる。(Youtube版はこちら)
こんなステキなモニュメントがあったら、巨大なスマイリーを微笑ませたくて、街の住民が笑顔になるかもしれない。とてもステキな作品だ。