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サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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同心円による、地下鉄路線図のリデザイン

http://www.theguardian.com/news/datablog/2013/aug/15/going-round-circles-new-york-subway-map-redesigned
Max Roberts博士によるニューヨーク地下鉄路線図

インフォグラフィクスの事例の中でも最も有名なもののひとつが、ハリー・ベックによるロンドン地下鉄路線図だ。水平・垂直と45度のラインのみ、等間隔に並べられた駅、テムズ川以外の地形をすべて削除、といったデザイン手法は、それまでの路線図の考え方を根本から変えた。

この有名なロンドン地下鉄路線図をリデザインしたのが、エッセクス大学のMax Roberts博士。2012年の作品は、同心円と半径方向の直線のみという、これまた斬新なデザイン手法だ。(例外的に、円の中心を通らない、半径に平行な線も使われている。)

Max Roberts博士は同じ手法を使って、他の都市ーーーベルリン、パリ、ニューヨーク、東京等---の地下鉄路線図をリデザインした。

同心円路線図は、使い勝手がよいのだろうか?斬新なデザインは理解するのに時間がかかるが(ハリー・ベックの路線図も最初は酷評された)、少なくとも現時点では、使いやすいものとは言えない。Roberts博士自身、この路線図はユーザビリティよりも「楽しさ」を優先した、と述べている。博士は言う。「人の好みはそれぞれ違う。路線図も人によって選べればよい。」

同心円の路線図も、都市によっては直感的でわかりやすいものになるだろう。インフォグラフィクスの手法のひとつとして、引出しに入れておく価値はある。

ロンドン

ベルリン

パリ

東京

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