「白衣の天使」のイメージで看護師として有名なナイチンゲールですが、実はナイチンゲールは統計学者でもあったことを、知人のU.K.さんに教えてもらいました。
クリミヤ戦争が勃発した１８５４年、ナイチンゲールは自ら志願して３８名の看護師を率いて従軍し、戦場での兵士の死亡原因を調査します。それまではっきりわからなかった主原因が伝染病であることを突き止め、英国王に直訴し、予防医療を開拓したと言われています。
ナイチンゲールは戦場での調査データを、手書きの（当時は手書きしかなかったのでしょうが）、きれいなカラーチャートにまとめています。このチャートがなければ、英国王の理解もなかったかもしれません。ナイチンゲールは英国王立統計学会の初の女性会員になっています。
ナイチンゲールが情報可視化のパイオニアの一人だったことを知り、ちょっとうれしくなりました。U.K.さんに感謝です。
