先週から始まったサイエンス・ニュース・ネットワークも無事、第2週の配信を終えました。今週の「昌子の部屋」のゲストは、京都大学経済研究所所長の西村和雄先生。経済分野はもちろん、「分数のできない大学生」の著者として教育についての警鐘は世の中に大きな衝撃を与えました。
坂東昌子さんと西村和雄先生の対談はとても面白かったですが、特に印象に残ったのが「受験勉強の効用」の話。意味が無い、と叩かれがちな受験勉強ですが、次の2つの機会として大いに意味がある、と西村先生はおっしゃっていました。
1)集中することを覚えられる機会である
2)嫌いなものを好きになる機会である
さらに、受験で成功したものが必ずしも研究や仕事で成功するのではない、つまり受験ですべてが決まるのではない、と言うことがあるからこそ、良いのだと。
もうひとつ、1年間本当に集中すれば一生食っていける、とも。
名言が次から次と飛び出す、たいへんためになる対談でした。