雑感
このブログをはてなダイアリーで始めたのは、2008年の5月。それから6年以上の月日がすぎた。「毎年100投稿」を目標にして、今回が610投稿になるので、まあ目標は達成したといえる。 愛着のある「はてなダイアリー」だが、はてなが「はてなブログ」を開始し…
「海外スター記者が続々と新メディアを起ちあげ」という記事を目にした。既存のメディアで記事を書いてきた優秀な記者たちが、既存のメディアを離れ、インターネットに焦点をあてた新しいメディアを起ちあげる動きが活発になっている、というものだ。 現在ウ…
クーリエ・ジャポン2013年11月号の特集、「そして『理系』が世界を支配する。」は、興味深い内容だった。センセーショナルなタイトルはともかく、いくつかの記事には間違いなく将来への示唆やヒントがある。この特集で取材された出来事や発言には、賛成・反…
このブログを始めたのは、2008年の5月、今から5年前だ。そして今回が500回目の投稿になる。5年で500投稿。ちょっとしたマイルストーンを達成したことを記念して、この5年間を振り返ってみた。5年前は今の仕事を初めて間もない頃で、「こんな方向を目指…
先日GOODで見つけたあるニュース記事が、深く心に残った。次のような内容の記事だ。 サウスカロライナ州ブラフトンにある、コーナー・パーク・カフェと言うコーヒーショップでの話。2年ほど前、ある女性客がレジで自分の支払いを済ませた後、百ドル札を渡し…
先進的なテクノロジーやユニークなアイデアがあふれるスタートアップ・ビジネスには、明日のGoogleやAppleが出てくるかもしれないと言う期待がある。技術とアイデアとやる気があれば、誰でも世界を変えるチャンスがある。そんな「わくわくした気持ち」を与え…
EメールやSNSを通じて、イベントや集まりの案内が毎日のように届く。それぞれの人が様々なネットワークを作り、活動している。そう、現代は「ソーシャル・ネットワークの時代」なのだ。「みんなでつながろう。そうすれば、良いことがある。」そんなメッセー…
経済危機、環境・エネルギー問題、地域紛争、政治不信... 様々な閉塞感にあふれる現代。八方ふさがりに見える今だからこそ、逆に、その背後には、次の変革の原動力となる大きなエネルギーが蓄積しつつあるようにも思える。そんな動きを感じる記事のひとつが…
昨年からMacbookProを使っているが、マルチタッチ・ジェスチャーはことのほか便利だ。 ピンチでズーム・イン/アウト、2本指でスクロール、3本指スワイプでアプリ切り替え、4本指でデスクトップを開き、5本指でつかむようにしてLaunchPadを開く... OSX L…
野口宇宙飛行士のツイッターで、NORADののサンタ追跡サイトを教えてもらった。NORADとは北米航空宇宙防衛司令部のこと。ミサイル攻撃などからの防衛を担当する、正真正銘の軍事組織だ。 そんなNORADがなぜサンタの追跡をやっているのか。その由来がしゃれて…
福岡伸一氏の「生物と無生物の間」に、生物の本質は動的平衡にある、と書かれている。この「目から鱗」的なメッセージは、生物学の仮説と言うよりも、哲学に近い普遍性を持っているように思う。まわりを見渡すと、生物に限らず、世の中のあらゆるものが動的…
先日、バックパックの肩ストラップにiPhoneをとりつけるホルダーを買ったのだが、サイズがジャストフィットに作られているので、iPhoneにケースをつけた状態だとホルダーに入らない。仕方なく、ケースを取り外すことにした。ちょうど同じ時期、iPhoneのタッ…
お掃除ロボット「ルンバ君」が家にやってきて半年になる。 当初の目的は、もちろん掃除をしてもらうことだった。多くの家庭で共通の課題である「家事問題」〜家族のメンバーがどれくらい家事を分担するのが公平か〜について、我が家でも例外にもれず議論を重…
当初、プレゼン環境の拡充を目的として導入したAppleTV。その目的は充分果たしてくれたわけだが、その導入は思いもよらない、別の恩恵も施してくれた。AppleTVのおかげで、ライフスタイルそのものが変わりつつある。それはAppleTVの本来の機能、インターネッ…
数ヶ月前から、会社でAppleTVを使っている。購入の目的はプレゼンテーション環境の改善だ。映像制作の打合せでは、映像を見ながらイメージあわせやアイデア出しを行う。うちの会社では、長らくPlayStation3を使ってきた。PlayStationに映像データを入れてお…
Ben FryとCasey Reasが2001年に発表したプログラミング言語、Processingの最大の貢献は、アーティストとプログラマーの壁を取り払ったことだろう。Ben Fryのユーモアある表現を借りれば、Processingは「有能なデザイナーをプログラミングとコンピュータの世…
以前、データサイエンティストについて書いた。Googleのチーフ・エコノミストであるハル・ヴァリアン氏のコメントを引いて、「10年後、もっとも魅力的な仕事」として紹介したものだ。2年前の記事であるが、インターネットでのデータ流通の爆発と、インタ…
o(^O^*=*^O^)o ワクワクEメールでやり取りしていると、たまに話がかみあわなかったり、時には意図に反して相手の気分を害してしまい、ちょっとしたトラブルになることがあります。テキストだけで伝えられることには限界がある、と言うのは多くの人が実感してい…
映像などのコンテンツを作っていると、制作スタッフの間で「クオリティ」が話題になることが良くあります。「もう少しクオリティを高めたいよね」とか、「このクオリティじゃだめなんじゃないか」とか、そういうやり取りをするわけです。ところが、同じ「ク…
Facebookを使い始めて半年。最初はFB独特の思想にとまどいましたが、周囲のFB人口が増えるにつれ、最近はGmail/Googleカレンダーとともに仕事にもなくてはならないツールになってきました。 たとえば、現在行っている可視化プロジェクトでは、Facebook上にグ…
テクノロジーと文化の交錯する領域を「一歩先」の視点で紹介してくれる雑誌、WIRED(ワイヤード)。この夏、WIRED日本版が再刊行されたことは大変うれしいニュースです。 再刊行第一号の巻末に、編集長クリス・アンダーソンのメッセージが載っています。アン…
先日、M.I.T.メディアラボの所長に、伊藤穣一氏が選ばれたと言うニュースがありました. 日本人であることも意外ですが、さらに驚いたのは、伊藤氏が研究者・技術者でもアーティストでもなく、インターネット業界で様々なサービスの立ち上げに関与してきた、…
京都大学化学研究所の梶弘典教授を訪問しました。梶教授が力をいれている研究のひとつが、有機ELデバイス材料の開発。有機ELデバイスは環境にやさしい点で優れているのですが、耐久性や効率の点でまだまだ改善の必要がある。梶研究室ではデバイスの材料を様…
前回に引き続き、朝日求人「仕事力」の鈴木おさむ氏の言葉から印象に残ったものを。鈴木氏は80年代・90年代の出演者がスターだった時代から、世の中は変化していると言います。 それだけ世の中がまじめになったのだと、僕は思っています。時代が慎重にな…
朝日新聞の日曜版に毎週「仕事力」と言うコラムが掲載されています。求人広告のひとつの企画なのですが、仕事をテーマに著名な方がリレー形式で語るこのコラムは毎週いろいろとヒントが偉るし、自分の生活を見直すきっかけににもなります。放送作家の鈴木お…
日経エレクトロニクス2010年8月23日号にMITメディアラボの石井裕氏へのスペシャルインタビューが掲載されています。 そこで、石井氏はインタフェースには2つの方向性があると述べています。 そのひとつは、センシング技術をキーにハード、ソフトを組み合わ…
ITIFが発表したブロードバンド・ランキングによると、我が日本は世界第一位です。ITIFの評価は、インターネットの平均速度と1Mbpsあたりの通信コスト。日本はそれぞれ、61mbpsと0.27ドルで「2冠」に輝いています。 PC、携帯、スマートフォン等、毎日当たり…
今やっている仕事〜コンテンツ制作やビジュアリゼーション〜に似ている仕事ってなんなのだろうか、と考えていたところ、昔聞いた言葉を思い出しました。僕が工学部の学生だったのはもう20年以上前になりますが、その頃聞いた言葉です。「工学部の中でひと…
今、日本中に元気がないように感じます。 テレビや新聞では、政治も経済も教育も、毎日暗くて深刻な話題ばかりが報じられています。日本中の様々な分野で同時に問題がおきているとすれば、何か共通の根本の原因があるのではないか、と考えるのは自然です。 …
今朝、京大名誉教授で数学者である森毅さんが亡くなったことを知りました。 森さんは「やわらか系文化人」として、僕と同年代か上の世代では知らない人はいない程、有名な方です。 僕が学生時代に森さんはまだ現役の教授で、「野次馬的」に授業を受けたこと…