今回紹介するアプリ、Universe Sandboxは、一言で言うと「インタラクティブ太陽系シミュレータ」です。太陽、惑星・衛星や小惑星・彗星を、力学的にシミュレートして美しい３D描画で表示、マウスを使ってインタラクティブな操作ができる。
…と、ここまでなら、よくできた物理シュミレータなのですが、このアプリはいわゆる「お勉強アプリ」ではありません。文句なしに面白い！
何が面白いかと言うと、太陽系を自分の好きなように作り変えられるのです。
例えば、太陽や惑星の重さや大きさ、軌道を変えたり、新しい星や銀河を追加することもできます。
さらには、追加した星を爆発させたり、銀河と銀河を衝突させたり、土星の輪を壊したり、重力をなくしたり…、もっと過激に、サッカーボールを惑星にしたり…と、まるで自分が創造神になったかのように、宇宙を好き勝手に変えられるシミュレータなのです。
僕は昨晩、太陽の重さを２倍にして（惑星がとんでもないスピードで公転を始めました！）、惑星の軌道を傾けて（太陽系が立体的になりました！！）、サッカーボールと別な銀河を太陽系に加えて（もはや太陽系ではなくなりました！！！）、等々、かなり楽しみました。
目の前にあり得ない宇宙が作られていく。これがまた、なんとも言えない快感、なんですね。
美しい描画としっかりした物理エンジンの上で、「むちゃくちゃ」できる。この組み合わせが絶妙なんだと思います。
