サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

サイエンスのこと・テクノロジーのこと・ビジュアリゼーションのこと

ヒッチコックへのトリビュート:A tribute to Alfred Hitchcock

https://vimeo.com/67871488

映画は、様々な視覚表現を開拓してきた。その中でも天才と呼ばれる映像表現者がいる。そして、さらにその先頭に立つ一人が、アルフレッド・ヒッチコックだ。ヒッチコックが作り出した映像表現は、映画という表現の形を決めたと言っても過言ではない。

そんな孤高の表現者へのトリビュートは数多く作られているが、少しインフォグラフィクスなテイストがある作品を見つけた。それが"A Tribute to Alfred Hitchcock"だ。

1分20秒ほどの短い作品は、バルカン超特急、パラダイン夫人の恋、裏窓、間違えられた男、ロープ、ハリーの災難、めまい、鳥、白い恐怖、サイコ、逃走迷路、ダイヤルMを回せ、三十九夜、それぞれをイメージしたタイトルバックシーンのカットでつながれていく。撮影はすべてLumix GH2、編集はAdobe After Effectsで行われているそうだ。


最近の映像は、表現技術が身近になった半面、小手先のテクニックでごまかしているような気がする。すべてが簡単ではなかった時代に、オリジナルなアイデアを次々と考案し、実践したヒッチコックの努力と天才は群を抜いている。ヒッチコックの作品は、今でもきっと何かインスピレーションを与えてくれるに違いない。

長らくヒッチコックの映画を観ていなかったが、また観てみたいと思う。

https://vimeo.com/67871488

copyright(c) 2008-, Atsuhiko Yasuda All Rights Reserved.