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3次元がやってくる…!

http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn090420-1/jn090420-1.html
Panasonicが、2眼式P2ビデオカメラと3Dプラズマテレビからなるプロフェッショナル用3D映像開発システムを発表しました。
3D映像の技術開発は意外に歴史が長く、約100年前から取り組まれています。1950年代には3D映画が出現し、1980年代にも再度3Dブームが来たそうです。しかし3D映像は広く浸透するにはいたらず、今回も一過性のブームかとの声もあるようです。
しかし、今回は技術の広がりや深さを見るに、本当に「3度目の正直」になりそうな予感がします。米国では一足先に3D映画に火がついていて、2012年ごろまで3D映画が目白押し。2008年12月時点で3D対応映画館は5000スクリーンを越えているとか。日本でも、日本BS放送が世界初の3D放送をすでに開始しています。
Panasonicが今回、3Dシステムを発売したことは、3D映像が実験室や展示会での「アドバルーン」的役目を終えて、実際にコンテンツとして流通する段階に来たことを象徴するものではないでしょうか。
なお、このシステムはNABで公開されるとか。来年こそはNABに行きたいと思います!

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