サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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映像機器

巨大なロボットが動かすスクリーンにプロジェクション・マッピングした作品:BOX by Bot & Dolly

少し前は珍しかったプロジェクション・マッピングも、あっという間に巷に広がった。普通の人でも、ちょっとしたプロジェクション・マッピングができるようになった一方、プロフェッショナルは、もっと高度で、他人がまねできないような作品を創りはじめてい…

立体写真という新しいメディア:3D Photo booth by Autodesk

3D映像、3Dプリンター、3Dスキャナー…。今まで2Dで行われてきた情報の構築・伝達が、ハードとソフトの進化によって、3D化し始めている。3D化そのものは新しい発想ではない。そもそも僕たち生物は、3Dの世界に生きている(少なくともそう知覚している)…

空飛ぶライフロガー、または、未来のデジタルペット:MeCam by Always Innovating

空中を自由自在に飛行するドローンと、行動を一部始終記録するウェアラブルカメラを合体させたらどうなるか?そんなアイデアから生まれたのかどうかはわからないが、Always Innovating社が開発中のMeCamは、かなり魅力的なガジェットだ。MeCamがどんなものな…

日本版ジェスチャーセンサー〜パナソニックD-IMager

ジェスチャーセンサーと言うとKINECTばかりが話題になりますが、日本製の汎用ジェスチャーセンサーもいくつか出ています。そのひとつが、PanasonicのD-IMager。LEDとCCDの組み合わせで対象物の位置を認識、1.2〜9mの範囲のものを検出できるそうです。特長の…

どこでもディスプレイ〜短焦点&ピコ・プロジェクター

日経エレクトロニクス8月9日号が「どこでもディスプレイ」と言う特集を組んでいます。 文字通りどこでもディスプレイがある社会が到来することを予想し、そのけん引役はプロジェクター、特に短焦点プロジェクターと超小型(ピコ)プロジェクター、だとの見…

自然な立体映像〜SANYO 3D短焦点プロジェクター

先日、三洋電機本社で開催されたプロジェクター展示会に行ってきました。一番の目当ては、新しく発売された、3D対応の短焦点プロジェクター PDG-DWL2500です。 筐体は、今までの2D短焦点プロジェクターよりも一回り小さく軽くなった感じでした。壁面投影も…

さらに進んだバーチャル・リアリティ〜テーブル型裸眼立体ディスプレイ

技術革新が加速度的に進むバーチャル・リアリティの世界で、「こういうのがあったらなあ」と誰もが思っていた技術がついに現実のものになろうとしています。NICT(独立行政法人情報通信研究機構が開発した、テーブル型裸眼立体ディスプレイです。 裸眼立体デ…

タッチウォール@大阪北ヤード・ナレッジキャピタルトライアル2010

Touch Wall @ Knowledge Capital Trial 2010 from Az Yasuda on Vimeo.先日のブログで、大阪北ヤード・ナレッジキャピタルトライアルで展示した「タッチウォール」について書きましたが、タッチウォールは思った以上の反響があり、他の展示への話も進み始め…

マイノリティ・リポートの世界を(少し)体感 ~ タッチ・ウォール

f:id:yasuda0404:20100620191636j:image 昨日書いた大阪北ヤード・ナレッジキャピタルトライアル2010に弊社ズームスもいくつかのコンテンツ、デバイスを出展しました。中でも高評価をいただいたのが、新開発のタッチ・ウォールです。タッチ・ウォールは高さ1…

マルチタッチな壁〜Multitouch Video Wall

iPhoneに始まったマルチタッチの文化は、Windows7によってもはや先進技術ではなくなりました。 とは言え、まだまだマルチタッチは「ちょっと先行く」テクノロジー。とりわけ、壁全体がマルチタッチになったとしたら。。。 この映像では壁に映る映像を「触る…

「テーブルミストスクリーン」なるもの

以前、噴霧した水に映像を投影する「ミスト・スクリーン」について書いたことがあります。同じ原理の映像表示はいろいろあるようですが、非常にコンパクトで低コストのミスト・スクリーンもあるのですね。その名も、テーブル・ミスト・スクリーン。 バーカウ…

マイノリティー・リポートの世界に近づく

YouTubeにCES2009のインテルブースの映像がアップされています。Corei7の性能のデモの展示がなかなかかっこいい。透明なガラス(アクリル?)パネルに3Dの映像を投影し、インタラクティブに操作できると言うものです。グローがかかった3D映像と空間を意識…

手品かテクノロジーか?:マジック・プロジェクション

手品とテクノロジーを融合したユニークなショーで人気のマルコ・テンペスト氏。テンペスト氏の新たな「武器」が、マジックプロジェクションです。小型プロジェクターと赤外線カメラ(なんとPlaystation Eye!)、赤外線LEDを組み合わせた「ネタ」は誰にも入手…

究極のオープンソース入力デバイス:EyeWriter

The Eyewriter from Evan Roth on Vimeo.視点で入力するデバイスはいろいろ開発されていますが、EyeWriterはコンテンツ開発者には要注目です。 OpenFrameWorkをベースに、視線モニタリングデバイス(カメラ)の作り方まで手ほどきしてくれる、オープンソース…

映像を観ながら電車旅行:北越急行・ゆめぞら号

電車やバスの中で映画やテレビを観ることができる機会は多くなってきましたが、天井全体をスクリーンにする列車は始めて知りました。北越急行・ゆめぞら号です。直江津と越後湯沢を結ぶ「ほくほく線」は山間部を通るため、全体の7割もがトンネルを占める路…

タッチデスク TouchDesk

まるで机の上に降り注いだ光を手で触っているような自然なインターフェース。そんな未来のデバイスを目指してズームスで開発したのがタッチデスクです。 初号機は、この3月に大阪北ヤード・ナレッジキャピタルトライアルでお披露目しました。その時の様子の…

街も驚く映像:Urbanscreen.com/JUMP!

昨日の続きでUrbanscreen.comのお気に入り作品をもうひとつ紹介します。 Jump!と名づけられたこの映像は、実物の建物の壁面に突如現れた若者が、窓に出入りしたり、壁をよじ登ったり、と言うお騒がせ(?)なもの。ユニークな発想に加えて、その背後にある映…

建物の質感をも変える映像:Urbanscreen.com/LUMENTEKTUR

555 KUBIK | facade projection | from urbanscreen on Vimeo.屋外用プロジェクターはますます高性能化していますが、その最先端のひとつが、ドイツの会社、Urbanscreen.comです。 "LUMENTEKTUR"と名づけられた技術は、高精細の映像を背景に正確にあわせて投…

ミストに映像を投影する〜Primary Source。

最近「ミスト冷房器」を見かけることが多くなりました。水を霧状に噴射して、気化熱によって気温を下げると言う原理の冷房器です。エアコンに比べれば気温の低下は少ないですが、水を噴射するだけなので、経済的にも環境的にも優れた、人と地球に優しい機器…

ケータイの未来

インテックス大阪で開催された組み込み総合技術展WESTに行ってきました。 不況の影響もあってか、昨年度に比べると手堅い展示が多いように感じましたが、AndroidやZigbeeのセクション等、なかなか盛り上がっている分野もありました。 基調講演では、慶応大学…

3次元がやってくる…!

Panasonicが、2眼式P2ビデオカメラと3Dプラズマテレビからなるプロフェッショナル用3D映像開発システムを発表しました。 3D映像の技術開発は意外に歴史が長く、約100年前から取り組まれています。1950年代には3D映画が出現し、1980年代にも再度3Dブ…

マルチタッチ

ビル・ゲイツ氏が予測したコンピュータの近未来像のひとつに、「マウスやキーボードがなくなり、フィジカルなインターフェースが一般化するだろう」と言うものがあります。これは、ゲイツ氏でなくても多くの人が感じていることではないでしょうか。 私も、i-…

レーザーで空間を切り取る〜Radioheads House of Cards

BenFry氏のサイトにProcessingを使ったユニークな作品が紹介されています。Radioheadsのミュージックビデオ、"House of Cards"です。 このビデオの大部分は、人間を3Dスキャナーでスキャンしたデータから再構成された映像なのです。スキャンしたデータはす…

iPhoneで自分の体を見る

日本でもiPhoneが発売され、AppStoreのアプリも大人気のようです。 その中で未来を感じたアプリをひとつ。"Mobile MIM"です。MIMとはMulti-Modality Imageのことで、CTやMRIなどの医療画像診断技術をさします。このアプリは、医者や患者がiPhoneやiTouch上で…

携帯もハイビジョンの時代

携帯のハイビジョン化が進んでいます。 720Pのプロセサはすでに登場、2008年中には1080pに対応するとか。 地デジの「フルセグ」携帯も登場間近で、インターフェースはHDMI規格の携帯用小型コネクタの開発が進められています。 さらに、携帯に内蔵される小型…

広がるAI

本日の朝日新聞朝刊に「広がるAI」と言う記事が載っています。 AIとは"Autopsy Imaging"、解剖イメージングのことで、CT画像などで体内の出血や骨折などを調べ、死因を探るものです。海堂尊氏の小説「チームバチスタの栄光」で一挙に有名になりました。 …

パノラマボール

橋本典久さんの「パノラマボール」を見てきました。 パノラマボールとは上下左右に360度の全天周パノラマ画像を球体の外側に提示した、ユニークなメディア。 仕掛けとしては、球面上の子午線方向にLEDを並べ、球体を高速で回転させることで球面全体に画像が…

屋外カフェ+シアター

少し古い「ニュース」ですが、六本木ミッドタウンに屋外カフェができるそうです。その一角に大型スクリーンがあり、映画を楽しむことが出来るようになっています。 http://roppongi.keizai.biz/headline/1506/昔、ドライブイン・シアターと言うのがありまし…

高臨場感テレビ

先週、電子通信情報学会F&M未来技術研究会の話題を書きましたが、その補足です。高臨場感テレビの研究開発が本格化しています。例えばNHK技研や、情報通信機構(NICT)のユニバーサルメディア研究センターがこの分野のリーダーです。http://www.nict.go.jp/p…

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