Google Trendsは、その名の通り、検索によって世の中のトレンドを把握しようという実験的なサービスです。以前からその可能性に注目していました。
Google Trendのページでは、入力したキーワードの検索数が過去数年にわたってどのように変化したか、そのトレンドがグラフで表示されます。国、地域(県)、期間でフィルタリングできるので、ある程度ターゲットを絞った解析も可能。またトレンドの全体の中で検索数が増加した時期にはタグが付き、検索数増加の原因と推測される出来事も併記されます。
例えば、"infographics"で検索してみると、2009年頃から急に検索数が増えています。つまり、ここ数年広がりを見せている言葉だと言うことがわかります。一方、"visualization"はむしろ低下傾向。可視化の分野は、もっと専門性/具体性のあるキーワードに変わってきているのでしょうか?
ちなみに、「原発」と入れて検索するとここ1ヶ月あまりの検索数の増加の様子がデータとして客観的に示されます。定量的な把握までできることで、主観的・感覚的ではなく、より客観的・正確にトレンドをつかむことができると思います。
フィルタリング機能や検索データベースが充実すれば、今、ユーザに大変有用なツールになるのではないでしょうか。
まだGoogle Labのサービスですが、もっと広く使われるようになってほしいです。