サイエンスメディアな日々   インフォグラフィクスな日々

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2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

EXCELでもこんなに美しいグラフができる:EXCELCHARTS.com

「センスが良く、インパクトのあるグラフやインフォグラフィクスを作りたい。でも新しいツールを覚えるのは億劫だ。手元にあるEXCELでは、たいしたものは作れないだろうし...。」そんなふうにあきらめている人は多いだろう。でも、まだあきらめないでほしい…

国民の「気持ち」を可視化する:日本科学未来館「世界の終わりのものがたり〜もはや逃れられない73の問い」

日本科学未来館で開催中の企画展、「世界の終わりのものがたり〜もはや逃れられない73の問い」は、私たち来場者の「気持ち」を可視化してくれる、興味深い展示だ。展示ルームの中には様々な問いが掲げられ、来場者はそれに答えていく。ある問いはホワイトボ…

次の時代に来るもの:The Next Big Thing by GOOD magazine

経済危機、環境・エネルギー問題、地域紛争、政治不信... 様々な閉塞感にあふれる現代。八方ふさがりに見える今だからこそ、逆に、その背後には、次の変革の原動力となる大きなエネルギーが蓄積しつつあるようにも思える。そんな動きを感じる記事のひとつが…

データ・ビジュアリゼーションで陥りやすい4つの過ち

Visual.lyの最近のブログに、「データ・ビジュアリゼーションで避けるべき4つの過ち」と題した投稿がある。基本的なことだが知っておくべきことだと思ったので、概略をまとめてみた。 過ち1.データよりプレゼンテーションを重視する ビジュアリゼーション…

指揮者の繊細な動きを伝える可視化:"Connecting Music and Gesture" by New York Times

同じオーケストラ、同じ曲でも、指揮者が違えばまったく違う音楽になる。当たり前のようで不思議、不思議なようで当たり前なこの事実。いったい、オーケストラが奏でる音楽と指揮者の動きはどのように結びついているのだろうか。そんな疑問を解明する試みを…

科学技術用語の栄枯盛衰を見る:The Popular Science Archive Explorer

「ポピュラー・サイエンス」は、創刊1872年の歴史ある科学雑誌。タイトル通り、一般市民の目線で時にSF的なものも含めて科学技術を広く伝えてきたメディアだ。2009年、ポピュラーサイエンス誌はGoogleと共同で記事のデジタル・アーカイブ化を行い、全1563号…

地球上の大規模火災を可視化する:NASA Global Fire Observations

この映像は、2002年7月から2011年7月までの9年間にわたる、地球規模の火災の観測結果(”Global Fire Observations”)だ。NASAが進めるEarth Observatoryプロジェクトの一部として、人工衛星に搭載した「改良型超高分解能可視赤外放射計(Advanced Very High R…

理想のMac用キーボード(空想):Ideal Keyboard for Mac

昨年からMacbookProを使っているが、マルチタッチ・ジェスチャーはことのほか便利だ。 ピンチでズーム・イン/アウト、2本指でスクロール、3本指スワイプでアプリ切り替え、4本指でデスクトップを開き、5本指でつかむようにしてLaunchPadを開く... OSX L…

LEGOで古代のコンピュータを再現する:The Antikythera Mechanism Research Project

http://youtube.com/watch?v=RLPVCJjTNgk アンティキテラ島の機械とは、紀元前1世紀のギリシャで製作された歯車で構成された機械だ。1901年、アンティキテラ島のそばの海底で発見されてから長らくの間この機械が作られた目的は謎だった。近年の調査によって…

可視化における正しい色の使い方:"Dear NASA, No More Rainbow Color Scales, Please"

代表的なデータ可視化手法のひとつに、量を色に置き換える方法がある。その中でも昔から定番的に使われてきたのが、紫色から赤色までの、いわゆる「レインボー・カラー」を使うものだ。特に自然科学の分野ではレインボー・カラーを使った可視化がよく使われ…

LEGOをマネジメントに使う:ジェネラル・モータースの問題追跡システム

ジェネラル・モータース社のウェブサイトに、ちょっと変わったプレスリリースが掲載されている。LEGOを使ったマネジメント・ツールを開発した、と言うものだ。LEGOとは、あのブロック玩具のLEGO。リリースの日付は3月26日なので、エイプリル・フールのネタ…

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