何か面白いガジェットはないかとGoogle Labsを物色していたら、"Flu Trends（流感の推移）"なるものを見つけました。
アメリカやメキシコでの流感の患者数のトレンドを表示するグラフなのですが、実はこれはネットユーザの検索データのみから推定したものなのだそうです。流感の患者が増えると、流感に関係する検索件数も増える。この相関関係を求めて流感の関連検索データから実際の患者数を推定するロジックを作ったと言うことです。この推定ロジックは雑誌ネイチャーにも掲載されたそうで、社会状況のリアルタイムな把握に幅広く応用できそうですね。
ネット検索と言うのは現代の最大で最良のデータベースなのかもしれません。検索データを使えば、数多くの状況が把握できるわけで、これは便利な反面、ちょっと恐ろしい気もしますね。
