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映画カメラの原型〜エティエンヌ=ジュール・マレーの写真銃

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%8C%EF%BC%9D%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC

さて、上の写真に写っているのはいったい何だと思いますか?
昔の鉄砲?世界初のマシンガン?… たしかにそんな風にしか見えないのですが、実はこれは1882年に作られた、世界発の「連射カメラ」です。発明したのは、フランスの生理学者エティエンヌ=ジュール・マレー。血液の循環などを研究していたマレーは、研究機器を自分自身で作ってしまう発明家でもありました。やがてマレーの興味は昆虫や動物の「動き」に移り、その研究のために発明したのが、クロノグラフと呼ばれる連続写真撮影機です。
写真はクロノグラフ・ガン=写真銃と呼ばれ、1秒間に12枚の撮影ができたそうです。すべて同じ印画紙に撮影されるので、下の写真のような連続した動きを見ることができます。
今見ても、大変美しい映像ですね。

http://en.wikipedia.org/wiki/%C3%89tienne-Jules_Marey

マレーはその後、秒間60コマを撮影できる映画カメラの原型も開発し、エジソンの世界初の映写機=キネトスコープや、リュミエール兄弟のシネマトグラフを発明する土台となったと言われています。

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