お客さんの接待や上司との食事では、どこに座るべきか?上座・下座ってどこ? 前職は技術者で、今は上司もいない僕にとっては、今までほとんど気にしたことがなかった。いざそういう状況になったら知識の無さが致命傷になるかもしれない。でも、どこに座るかなんて気にする日本人だけだろう、海外に行けば気にしないだろう、と思っていたら、そうでもないようだ。
"Musical Chairs (Musical Chairs (Choosing the Right Seat))"は、ディナーでどこに座るべきかを教えてくれるインフォグラフィック。テーブルの形状と人数によって選ぶべき座席は違うこと、そして、個々の状況でのより良い選択を教えてくれる。ただし、その判断基準は日本とは少し違うようだ。
状況 | 難度 | 対応 |
---|---|---|
円形テーブル・4人 | 1 | ベストな選択!どこに座っても良い。注:テーブルサイズが大きい場合は好みの人の隣に座ること。 |
矩形テーブル・4人 | 1 | あまり悩まなくてよいが、対角線に座っている人同士の会話に分かれてしまわないように注意。 |
円形テーブル・6人 | 2 | 周囲のうるささで真ん中に座るべきかどうかが決まる。静かな場所では対角線の会話は容易なので全体で会話できる。うるさい場所ではグループにわかれがちで、対角線の会話はより難しい。 |
矩形テーブル・8人 | 3 | 好ましい内側の4つの席をゲットするには、座る順番が大事。最初に座ると端になってしまうし、最後に座るともっともつまらない席になる。タイミングが全て。 |
矩形テーブル・7人 | 4 | 端以外に座ること、と思うだろうが、そうではない。端っこの人の隣が、もっとも危険な場所だ。ディナーの間中、一人ぼっちの人だけに話しかけるはめになるから。 |
テーブル2つ | 5 | 最悪。隣のテーブルがきらきら輝いて見え、嘆くことになる。席ぎめの際はトイレにいくと良いかも。座席は偶然で、自分の責任ではないと思えるから。 |
つまり、米国では、相手や自分の地位や年齢ではなく、自分が会話の主人公になれるかどうかが、座席を決める判断基準のようだ。この思想の違いを理解しておかないと、海外でのビジネスでも不利になるかもしれない。日本でもだんだん海外ルールが標準になっていくのだろうか…。