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2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

世界中の飛行機の航路を可視化する

Contrailzが可視化するのは、世界の主要空港の周囲の航空機の航路。Planefinder.netから取得された、2012年10月一ヶ月間の約10億点のデータがプロットされている。各都市の航路を眺めると、それぞれ特徴がある。例えば、モスクワ上空のある範囲は航空機の空…

1億7千万のツイートを見る:A World of Tweets

A World of Tweetsは、世界で発信されるツイートをリアルタイムに可視化するサイトだ。サイトのトップに表示される世界地図は、世界のどこでどれくらいの数がツイートされているかをヒートマップで表示したものだ。北米やヨーロッパが多いのは予想どおりだが…

水のネットワークを知る:Maps of Rivers by Nelson Minar

水は、人間が生きていくために必要不可欠な物質だ。僕たち日本人にとって水の存在は当たり前すぎて、普段はほとんど意識しないが、水があるから僕たちは生きていられる。たまには水と、水を供給してくれる大自然に、目を向けてみるのも良いだろう。 上の図は…

「おたく」はギークか、ナードか?:On “Geek” Versus “Nerd” by Slackpropagation

このブログの英語名は、"Science Media Geek, Infographics Geek"と言う。別に英語で文章を書いているわけではなく、「にぎやかし」にノリでつけたタイトル名にすぎないが、「…な日々」を直訳せずに、"Geek"と言う言葉を選んだのには訳がある。他では得られ…

オンラインでできるとは思わなかった9つのこと:9 Things You Didn't Know You Could Do Online

医薬品のオンライン販売の是非が話題になっている。医薬品と言う特別な商品だから、様々な懸念や問題が出てくるのだろうが、総論で言えば多くの物事が既にオンライン化していることは間違いないし、オンライン化できないことの方がむしろ特殊だと感じる。 そ…

視力を回復するクールな医療機器:Bionic Eye by Monash University

新しいAVガジェット?あるいは、グーグルグラスの次バージョン?そんな第一印象を受けるこのクールな機器、実はオーストラリア・モナシュ大学の生体視覚グループによって開発が進められている医療機器。視覚障害者の視覚を回復する先進デバイス、バイオニッ…

2030年、もはや発展途上国は存在しない:River of Myths, Hans Rosling

世界でもっとも有名な統計学者、ハンス・ロスリング。世界の公衆衛生を分析する内容が面白いだけでなく、個性的で迫力ある喋り方とアニメーションを活用したプレゼンテーションは、可視化や情報理解の分野でもトップランナーのひとりだ。 そのロスリングが、…

クラウドファンディングによるビデオジャーナリズム:Vourno

世界初のクラウドファンディングによる映像ニュース・プラットフォーム、"Vourno"が正式運用を開始した。制作者(Vourno)がプロジェクトの内容や必要資金を提示し、出資者(Pub)は支援したいプロジェクトに出資するというスタイルは、他のクラウドファンデ…

街で採取したDNAから人の顔を作るアート作品:Stranger Visions by Heather Dewey-Hagborg

ギャラリーの壁に並ぶのは、人の顔を型どったマスク。男女、国籍が入り混じった作品には、独特の「リアルさ」が感じられる。その「リアルさ」を支えるのは、作家の技工…ではなく、生命科学の技術なのだ。ニューヨークで開催された "Stranger Visions"は、「…

ツイートが可視化する多言語都市:Top 10 Twitter languages in Lodon visualized

文化的多様性の高い国際都市では、様々な言語でツイートが飛び交っている。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの大学院生、エド・マンレイと、スペーシャルアナリシス社のジェームス・チェシアは、2012年の3月から8月の間のロンドン市内でのツイートを、…

ツイートから可視化される生活圏:The geography of Tweets

Twitterがサービスを開始したのは2006年7月。それから約7年、世界中の「つぶやき」の蓄積は、人間に関する膨大なデータベースになりつつある。この度、TwitterのVisual Insightsチームは、2009年以後のジオタグ(緯度・経度情報)付きツイートをプロットし…

エベレストでの死亡原因:Deaths on Mount Everest

先日、三浦雄一郎さんが三度目のエベレストの登頂に成功した。80歳と言う史上最高齢での登頂は、世界的な快挙だ。偉大な冒険を無事に完遂したことに、心から拍手を送りたい。エベレスト登頂への挑戦を人類が始めたのは、1910年代の終り頃からだと言われる。…

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