オープン・データの時代へむかって様々なデータが公開され、それらを使ったアプリケーションや可視化コンテンツが現れ始めている。
例えば、この「東京風速(Tokyo Wind Speed)」は、東京都環境局と国土交通省国土政策局が公開しているデータを使って、東京都内に吹く風の、風向と風速を可視化したものだ。
作者のCameron Beccarioさん(@cambecc)は東京都に在住する外国人。アメリカ全土の風を可視化する、'Wind Map'に刺激を受けて、この「東京都風速」を制作したそうだ。彼のTwitterによれば、D3.jsと、SVG、canvg、CANVASを組み合わせて、このコンテンツを作ったとのこと。デザインも可視化の方法も、シンプルでポイントが明確で、わかりやすい。
オープンデータとオープンソース、そしてインターネットによって、今まで目に触れることがなかったさまざまな情報を、このように、即座に、わかりやすく理解できるようになってきた。この流れは、今後、いっそう進むだろう。
情報秘匿の壁が低くなった先(完全にはなくならないとしても)の世界には、どのような風が吹いているのだろうか。