可視化・視覚化
可視化が重要なツールになる仕事はいくつか(いくつも)あると思いますが、これなんか必須じゃないでしょうか。 Space Fenceは地球のまわりを漂うスペース・デブリ〜「宇宙ゴミ」を地上から監視するシステム。2015年に稼動予定とのことです。 地球のまわりに…
サンノゼ空港に面白い「彫刻」が設置されています。Aaron Koblin氏らによるeCOLUDです。 コンコースの天井から吊り下げられたパネルは仮想的な「雲」を表現。各パネルはその透明度を電気的に変えることができるデバイスです。世界各国のリアルタイムの天候デ…
(資料提供:関西大学総合情報学部 ノーマン・クック教授)先日、関西大学総合情報学部を訪問しました。情報工学と心理学を組み合わせた研究は大変ユニークで、インスピレーションをかきたててくれる体験でした。 例えば、「逆遠近法」を研究されているノーマ…
米国、日本ともに民主党政権となり、「国民の政治参加」が今まで以上に強調されています。国民が政治に参加することはある意味当然なのでしょうが、それを正しく、効率的に行うための前提条件は、国民が正しい情報を持っていると言うことです。 情報の非対称…
「可視化」のアプローチは数あれど、顕微鏡写真の持つ魅力は多くの人を虜にするようです。 NIKONの"Small World"は美しい顕微鏡写真の宝庫。様々な「微小世界」のイメージは、人間の目を越えた新鮮な視覚による驚きと、一種の癒しを感じさせてくれます。現実…
IBMにビジュアル・コミュニケーション・ラボなる、視覚コミュニケーションを研究する部署があります。ここでは、情報可視化、コンピュータによる共同作業、人−コンピュータのインタラクション等の素養を持った人材を集め、人々が情報をより洗練された形で把…
さて、上の写真に写っているのはいったい何だと思いますか? 昔の鉄砲?世界初のマシンガン?… たしかにそんな風にしか見えないのですが、実はこれは1882年に作られた、世界発の「連射カメラ」です。発明したのは、フランスの生理学者エティエンヌ=ジュール…
情報デザインを専門にする会社(注)、Fathom Information Designが米国ボストンに設立されました。設立者はProcessingの開発者であるBen Fry氏、となれば、自ずと新しい波の到来が期待されます。 (注:Fathom Information Designは、組織上は「会社」ではな…
さる6月10日、11日の2日間にわたって、大阪北ヤード・ナレッジキャピタルトライアル2010が開催されました。このイベントは、2013年に完成する大阪北ヤード再開発地区の中核施設であるナレッジキャピタルを、一足先に体験してもらうことを目的に、…
ブログに書くのがかなり遅れましたが、ゴールデンウィークに科学未来館で開催された「予感研究所3」を取材しました。予感研究所とは、JSTの「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」研究領域の研究成果を、一般の人が楽しんでもらえるように展示す…
Google Mapで地表を眺めていると、時に自然や人が作ったにしては、あまりによく出来ていると感じる、不思議な地形に出会います。 Cartogrammer.comで紹介されているのは、自然の中のグラフ。GoogleMapの航空写真の中から、ポーラーグラフ、棒グラフ、パイチ…
ナレッジキャピタルトライアル2010が、来週6月10日・11日の2日間にわたって、堂島リバーフォーラムで開催されます!昨年3月に引き続き2回目の今回は、大阪北ヤードの中核施設であるナレッジキャピタルを会場に再現し、研究者・技術者とクリエイター…
最先端の研究を、スマートで魅力的な語りで楽しめるTED。TEDとはTechnology, Entertainment, Designの略で、世界中の先進的な人々の目指すものを具現化してくれる場所と言ってよいでしょう。セバスチャン・ワーニック氏は、この大変魅力的な過去500以上の膨…
研究活動の中で映像はどのように使われ、どのような可能性があるのか---。 今、京都大学総合博物館では、「学術映像博2009」が開催されています。8月に始まったこの企画では、科学情報の可視化、生命科学の動きなど、映像や可視化をテーマにしたイベントが…
社団法人 可視化情報学会が、上智大学理工学部でビジュアリゼーション講座を開催しています。 前期は終了しましたが、後期は10月から1日から順次開催されるとのことです。 可視化分野の第一人者から話を聞ける、またとない機会ですね。私も参加したいので…
このブログでも度々参照させていただいている、データ可視化のポータルサイトFlowingData。データ可視化に関する情報源の定番として、まさにデータ可視化を「可視化」してくれています。 このFlowingDatanoML購読者が2万人を越えた、とのアナウンスがありま…
サイマティクス(Cymatics)と言う、音を可視化する方法があります。 原理は非常にシンプルです。上を向けたスピーカーのコーンに「お皿」をくっつけて、その中に液体を注ぐだけ。スピーカーから音を出せば、液面が振動して不思議な形を作り出す、と言うもの…
今週は京都大学基礎物理学研究所の研究会、科学としての科学教育に参加しています。 物理学を中心とした科学研究者、教育研究者、中・高の現場の教師、教育分野へ関心のある若手や一般の方、と様々な分野の方々が集まって行われる議論は大変興味深く、講演後…
数あるデータ可視化のポータル・サイトの中で、最高峰のひとつだと言えるのが、Visualcomplexity.comです。 「機能的な可視化は、高度な統計学やコンピュータ・アルゴリズム以上のものである。」と言うポリシーの下、様々な分野の様々なアプローチの可視化事…
テクノロジーの進歩は、教室の風景も変えて行くかもしれません。 先日、可視化とメディア教育の研究者である京都大学の小山田教授に、MITのTEALプロジェクトについて教えていただきました。 TEALとは、"Technology Enabled Active Learning"の略。「技術を利…
米国では「データ可視化のコンサルティング」なる事業も出てきているのですね。 Dundas社は、いわゆる「デジタル・ダッシュボード」のデザインとデータシステムを開発、提供する会社。 ダッシュボードのデモを見ると、数値やグラフを使って、様々な情報をひ…
FlowingDataで、データの視覚化に使っているツールのランキング調査が行われています。第一位のExcelは誰もが認めるとして、第二位の"R"が意外に健闘しています。"R"は、日本ではあまりなじみのないツールですが、海外ではWindows98の時代から定番的に使われ…
みなさんは、ナレッジキャピタルをご存知でしょうか。ナレッジキャピタルとは、現在開発が進められている大阪北ヤードの中核にあり、企業、研究者、クリエイターが「感性」「技術」を持ち寄り、交わり、コラボレーションすることで新たな価値を生み出してい…
米国立スーパーコンピュータ応用研究所で、サイエンス、テクノロジー、アートをつなぐ興味深いプロジェクトが始まっています。 プロジェクト名は、"eDream (the Emerging Digital Research and Education Institute )". 先端可視化研究所(Advanced Visuzliz…
先日、10年後もっとも魅力的な仕事は、新しい統計屋である、と書きました。この背景には、インターネットの普及によって大量のデータにアクセスできるようになったことがあります。私たちが今、どれくらい多くのデータに直面しているかを示す「データ」に…
図表のYouTubeを目指す、とうたったサイトがiChartsです。 iChartsは2007年にできたウェブサービスの会社で、ユーザが所有しているデータをChartBoxと呼ばれるツールでグラフ化しWeb上で公開するもの。視覚化されたデータをネット上のユーザが見ることで、デ…
FlowingDataなるデータ視覚化のサイトが、データに関するどのような分野に興味があるかと言うアンケート結果を実施しています。 「デザイン」が2番目に来ているのは最近のデータ視覚化のニーズを表していると思います。これからのデータ視覚化は、単なるグ…
英国BBCが"British from Above"と言う番組を作っています。「空から見た英国」と言う意味どおり、空から見た英国の姿を映像化したものです。が、高空撮影ではなく、様々なデータを重ね合わせたものです。 例えば、発信・受信される電話の数、光ファイバーの…
最近、"Visualizing Data"と言う本を読んでいます。著者は言語、Processingの開発者、Ben Fry氏。Processingを使って、さまざまなデータを視覚化する具体的な方法が、ステップを踏みながら説明されています。Flash(AS)やProcessingと言うビジュアルに強いス…